メコン大学で感じたこと
- Mitsuhiro Kubota
- 1月24日
- 読了時間: 2分
〜学ぶこと、日本語のこと、日本のこれから〜
今日はメコン大学に行ってきました。

久しぶりに樋口先生とお会いし、ゆっくりお話しする時間をいただきました。
樋口先生は、この国の日本語教育を語る上で、まさにレジェンドの存在。
やはりお話ししていると、学ぶことばかりで、とても濃い時間になりました。
現在、メコン大学には日本語学科はありません。
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その代わり、ITや経済学を学ぶ学生たちが、
部活のような形で日本語を学んでいると聞きました。
この話を聞いて、
「それはそれで、すごくいい形なんじゃないか」
と素直に思いました。
4年間、日本語だけを学ぶ。
それももちろん素晴らしい。
でも、
IT、経済、社会の動き、現場感覚。
そういったものを学びながら日本語も身につける方が、
結果的に、社会で“使える人材”になるのではないか。
日本語が話せるだけでも価値はある。
でもそれ以上に、
何ができるか、何を考えられるか。
そこが今、より大切になってきている気がします。
お話の中で、
「日本企業が元気を失っている」
「日本のイメージが、昔とは違って見られている」
そんな話も出ました。
正直、少し寂しい気持ちにもなりました。
でも同時に、強く思ったことがあります。
だからこそ、僕らが動かなきゃいけない。
僕は今、養殖場をやっています。
魚を育て、売り、食べてもらう。
その全部が、机の上じゃなく、現場です。
最近は、学生さんを養殖場に連れていって、
「授業みたいなこと」をする機会も増えてきました。
餌を触る。
水を見る。
魚の状態を見る。
数字だけじゃなく、感覚で考える。
日本語を話せるだけじゃなく、
こういう現場を一度でも体験した学生は、
確実に目の色が変わります。
「働くってこういうことか」
「日本企業と仕事をするって、こういうことか」
そんな感覚が、言葉より先に伝わる。
これからの時代、
教室だけで完結する学びではなく、
現場とつながった学びが、
一番強い教育になるんじゃないかと思っています。
樋口先生と出会って、もう15年以上。
こうして今も変わらず話ができ、
同じ国を見て、同じ未来を考えられる関係でいられることに、
心から感謝しています。

教育も、ビジネスも、養殖も。
すぐに結果は出ません。
でも、
人と人のつながりを大切にしながら、
一歩ずつ積み重ねていく。
それがきっと、
日本とカンボジア、
そして次の世代につながっていくと信じています。



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