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メコン大学で感じたこと


〜学ぶこと、日本語のこと、日本のこれから〜



今日はメコン大学に行ってきました。



久しぶりに樋口先生とお会いし、ゆっくりお話しする時間をいただきました。

樋口先生は、この国の日本語教育を語る上で、まさにレジェンドの存在。

やはりお話ししていると、学ぶことばかりで、とても濃い時間になりました。

現在、メコン大学には日本語学科はありません。


その代わり、ITや経済学を学ぶ学生たちが、

部活のような形で日本語を学んでいると聞きました。

この話を聞いて、

「それはそれで、すごくいい形なんじゃないか」

と素直に思いました。

4年間、日本語だけを学ぶ。

それももちろん素晴らしい。

でも、

IT、経済、社会の動き、現場感覚。

そういったものを学びながら日本語も身につける方が、

結果的に、社会で“使える人材”になるのではないか。

日本語が話せるだけでも価値はある。

でもそれ以上に、

何ができるか、何を考えられるか。

そこが今、より大切になってきている気がします。



お話の中で、

「日本企業が元気を失っている」

「日本のイメージが、昔とは違って見られている」

そんな話も出ました。

正直、少し寂しい気持ちにもなりました。

でも同時に、強く思ったことがあります。

だからこそ、僕らが動かなきゃいけない。

僕は今、養殖場をやっています。

魚を育て、売り、食べてもらう。

その全部が、机の上じゃなく、現場です。

最近は、学生さんを養殖場に連れていって、

「授業みたいなこと」をする機会も増えてきました。



餌を触る。

水を見る。

魚の状態を見る。

数字だけじゃなく、感覚で考える。

日本語を話せるだけじゃなく、

こういう現場を一度でも体験した学生は、

確実に目の色が変わります。

「働くってこういうことか」

「日本企業と仕事をするって、こういうことか」

そんな感覚が、言葉より先に伝わる。

これからの時代、

教室だけで完結する学びではなく、

現場とつながった学びが、

一番強い教育になるんじゃないかと思っています。

樋口先生と出会って、もう15年以上。

こうして今も変わらず話ができ、

同じ国を見て、同じ未来を考えられる関係でいられることに、

心から感謝しています。



教育も、ビジネスも、養殖も。

すぐに結果は出ません。

でも、

人と人のつながりを大切にしながら、

一歩ずつ積み重ねていく。

それがきっと、

日本とカンボジア、

そして次の世代につながっていくと信じています。



 
 
 

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