命をいただくということ
- Mitsuhiro Kubota
- 3 日前
- 読了時間: 3分
サラセカイ食育プロジェクト、無事に完了しました。
本日、サラセカイさんとの食育プロジェクトが無事に終了しました。
思い返せば、このプロジェクトの始まりは昨年の秋。
子どもたちに「魚はどうやって育ち、食卓へ届くのか」を知ってもらいたいという思いから、私たちは60匹のティラピアをプレゼントしました。
しかし、生き物を育てることは決して簡単ではありません。
病気や環境の変化など、さまざまな困難があり、最終的に生き残ったのは、わずか2匹でした。
最初にその報告を聞いた時は正直残念な気持ちもありました。
でも、今日その2匹を見て考え方が変わりました。
「2匹しか残らなかった」のではなく、
「2匹が今日まで生きてくれた」。
その命が、今日という日をつないでくれたのです。
今日は、私たちの養殖場で加工責任者を務めるテインがサラセカイまで来てくれました。
子どもたちは目の前で魚を締めるところから見学し、うろこを取り、三枚におろし、フィレになるまでの工程を一つひとつ学びました。
最初は少し緊張していた子どもたちも、少しずつ真剣な表情に変わっていきます。
スーパーで切り身として並んでいる魚しか知らなかった子どもたちにとって、「命が食べ物になる」という現実を目の前で見ることは、とても大きな経験になったのではないでしょうか。
そして最後は、自分たちで学んだ魚をみんなで美味しくいただきました。
「いただきます。」
普段何気なく口にするこの言葉には、本当に深い意味があります。
命をいただくこと。
育ててくれた人への感謝。
料理をしてくれた人への感謝。
そして、一緒に食べる仲間への感謝。
今日の子どもたちは、その意味を少し感じてくれたような気がします。
実は、このプロジェクトを通して一番勉強になったのは、私たちだったのかもしれません。
魚を育てる技術だけではなく、「どう伝えれば子どもたちに命の大切さが届くのか」。
その答えを、子どもたちの真剣な眼差しや笑顔からたくさん教えてもらいました。
食育とは、魚をさばくことを教えるだけではありません。
命への感謝を伝えること。
食べ物を粗末にしない心を育てること。
そして、「いただきます」という言葉の意味を感じてもらうことなのだと思います。
今回ご協力いただいたサラセカイの皆様、先生方、そして一生懸命学んでくれた子どもたち、本当にありがとうございました。
またこのような機会があれば、私たちもぜひお手伝いさせていただきたいと思っています。
子どもたちの笑顔と、今日いただいた「美味しい!」という一言は、私たちにとって何よりの宝物になりました。



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