来てくださるということ
- Mitsuhiro Kubota
- 6月26日
- 読了時間: 2分
今日は朝から、大切なお客様が養殖場にいらっしゃいました。
私たちが今、カンボジアの地で何を考え、どう動いているのか、改めて言葉にしてお伝えする時間になりました。
こういう機会は、日々の業務に追われていると見えなくなってしまいがちな「全体像」を、もう一度自分自身の中に整理する貴重なタイミングになります。
私たちの養殖事業は、ただ魚を育てて出荷するという単純なものではありません。
水質管理、飼料設計、衛生環境、加工体制、輸出スキーム、人材育成、地域との連携……。
多くの要素が重なり合いながら成り立っています。
中でも最近、力を入れているのが近隣の農家さんとの連携です。
水の使い方や資源の循環、地域に根ざした雇用や生産体制を一緒につくっていくこと。
魚を育てながら、同時に地域全体の農水産業を底上げするという視点を持って進めています。
私たちは魚を「売る」のではなく、魚を通じて、地域と人の可能性を育てる仕事をしているのだと思います。
それを改めて実感できた日でした。
もちろん、こうしてお客様を迎えるにはスタッフの準備・案内・対応など、多くの時間と労力がかかります。
その分の対価をしっかりいただくことも大事ですし、そうすることで持続可能な「施設見学」や「知見の共有」も可能になります。
最後に。
カンボジアの農業や水産業は、まだまだこれから伸びていく分野です。
この国の可能性を、現場の手触りをもって信じているからこそ、地に足のついた挑戦を続けていきたい。
そんなことを強く感じた、今日の出会いでした。

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