ティラピアとは? 日本人がカンボジアで養殖して分かった本当の話
- Mitsuhiro Kubota
- 10 時間前
- 読了時間: 4分
──南国鯛・陸上養殖の現場から──

「ティラピアとはどんな魚ですか?」
これは、日本でも、カンボジアでも、
私が一番よく聞かれる質問です。
ネットで調べると、
ー成長が早い
ー安価な魚
ー世界中で養殖されている
そんな説明がたくさん出てきます。
それらは間違いではありません。
でも、実際に養殖をしている立場から言うと、それだけでは全く足りません。
この記事では、
日本人がカンボジアでティラピア養殖をして分かった「本当の姿」を、
現場の目線でお伝えします。
■ティラピアとは?
ティラピアは、アフリカ原産の淡水魚です。
現在では、アジア・中南米・アフリカを中心に、
世界で最も多く養殖されている魚の一つとなっています。
理由は非常に明確です。
☆成長が早い
☆病気に比較的強い
☆飼料効率が良い
☆環境への適応力が高い
つまり、
人がしっかり管理すれば、安定して育てることができる魚です。
■なぜ世界中でティラピアが養殖されているのか?
世界の水産業は、天然魚の漁獲量が頭打ちになっています。
その中で、「養殖で安定的にタンパク源を確保できる魚」としてティラピアは非常に重要な存在です。
特に、
ー発展途上国の食料供給
ー都市部向けの安定供給
ー加工品への利用
こうした分野で、
ティラピアは欠かせない魚になっています。
■ティラピアは「まずい」「危険」なのか?
日本では、
ティラピアに対してあまり良くないイメージを持たれることもあります。
ー泥臭い
ー味がない
ー安全性が不安
こうした声も、確かに存在します。
ですが、これは魚そのものの問題ではありません。
結論から言うと、
ティラピアの味と安全性は
「育て方」と「加工の仕方」で、ほぼ決まります。
■養殖方法で、味は驚くほど変わる
私自身、実際に養殖をしてみて一番驚いたのは、
水と管理で、魚の質がここまで変わるのかという点でした。
重要なのは、
ー水質管理
ー給餌内容
ー密養しすぎないこと
ーストレスをかけない環境
これらを丁寧に行うことで、
ティラピアは臭みが少なく、
非常に扱いやすい白身魚になります。
■陸上養殖という選択
私たちは、
カンボジアで陸上養殖を採用しています。
陸上養殖の最大のメリットは、
水質をコントロールできる
外部環境の影響を受けにくい
病気のリスクを抑えやすい
という点です。
手間もコストもかかりますが、
日本市場を見据えるなら、避けて通れない方法だと考えています。
■なぜカンボジアでティラピア養殖なのか
カンボジアは、
ー水資源が豊富
ー気候が養殖に適している
ー水産業がこれから伸びる国
です。
一方で、
養殖技術や加工技術は、まだ発展途上の部分も多い。
だからこそ、日本人として、現地の人たちと一緒に、きちんとした養殖を積み上げていく価値があるそう感じました。
■「南国鯛」という名前に込めた意味
私たちは、
自分たちが育てているティラピアを
「南国鯛(なんごくだい)」**という名前で呼んでいます。
これは単なる呼び名ではなく、
ブランドとしての意思表示です。
ー南国の地で
ー丁寧に育て
ー日本に届けたい魚
そうした想いを込めて、この名前を付けました。
■ティラピアは「作り手次第」の魚
ここまで読んでいただいて、
一つだけ伝えたいことがあります。
ティラピアは、
安い魚でも、まずい魚でもありません。
作り手の姿勢が、そのまま魚に出る魚です。
ーどんな水で、
ーどんな餌を与え、
ーどんな思いで育てるのか。
それが、
味にも、安全性にも、
最終的な価値にもつながります。
■これからについて
私たちは現在、
日本への輸出も視野に入れながら、
養殖・加工の体制づくりを進めています。
このブログでは今後、
ティラピア養殖のリアルカンボジアの現場
成功だけでなく失敗も含めた記録
を、包み隠さず発信していく予定です。
■最後に
日本人がカンボジアでティラピアを育てる。
簡単な道ではありません。
それでも、
この魚と、この国の可能性を信じて、
今日も養殖場に立っています。
これからも、
南国鯛とともに歩んでいきます。
Cambodia Fresh Farm



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