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平和を願うという選択

更新日:2025年12月16日

カンボジアから、タイとの関係を想い続ける


最近、カンボジアとタイの関係について、

ニュースやSNSでさまざまな言葉が飛び交っている。

実際に亡くなられた方、怪我をされた方、避難されている方もいるので これはなかなか 尋常ではない状況です。



私は政治の専門家ではない。

どちらの国の立場が正しいかを断定できる知識も持っていない。

ただ、ここで働き、暮らし、人と日々を重ねている一人として、

どうしても黙っていられない感覚がある。


それは、

争いよりも、平和を選びたい、という感覚だ。



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私の毎日は、とても静かだ。

養殖場では水の状態を見て、魚の様子を確認し、

スタッフたちは家族の話をしながら仕事をしている。


彼らが気にしているのは、

国境線ではなく、水温や天候や、

今月の収入で家族が安心して暮らせるかどうかだ。


タイであっても、カンボジアであっても、

現場で汗を流す人たちの願いは驚くほど似ている。


「普通に働いて、普通に暮らしたい」


それだけだ。



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対立は、簡単に煽れる。

恐れや怒りは、あっという間に拡散する。


けれど、信頼は違う。

人と人が、時間をかけて関係を積み重ねなければ生まれない。


私はこの国で、

国籍も言葉も違う人たちが、

黙々と支え合って生きている姿を何度も見てきた。


だからこそ思う。

今、必要なのは

「どちらが正しいか」を叫ぶことではなく、

これ以上、誰の暮らしも壊さない選択ではないかと。



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正直に言うと、

世界で戦争が起きていることを考えながら、

同時に自分の膝の痛みや体調のことも心配している。


人間とは、そういう存在だ。

大きな悲劇を前にしても、

自分の身体の小さな違和感からは逃れられない。


でも、それは冷たさではない。

生きているということの、正直な姿だと思う。


もし、身近な痛みに無感覚になったら、

きっと他者の痛みにも鈍くなってしまう。



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平和は、声高に叫ぶものではない。

毎日の中で、守り続けるものだ。


怒りを増幅させないこと。

誰かを単純な「敵」にしないこと。

小さな日常を丁寧に生きること。


それらはとても弱く見えるかもしれない。

でも私は、

それが社会の底を支えている力だと信じている。



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争いの中で一番傷つくのは、

声を上げる力を持たない、普通の人たちだ。


だから私は、ここカンボジアから、

平和を願うという選択をし続けたい。


対立ではなく、対話を。

怒りではなく、理解を。


この選択が、世界をすぐに変えるとは思っていない。

それでも、

美しさが消えないように生きることはできる。


それが、私にできる唯一の関わり方だ。




 
 
 

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